朗読

朗読への想い

学生時代、教育実習の国語の授業で生徒たちの前で小説を読んだのが「朗読」との大きな出会いだったと思います。
あの時の生徒たちの食い入るような眼差しと、作品を聞き入るピンと張り詰めた教室の空気を、今でもはっきりと覚えています。

その後、フリーアナウンサー・ナレーター・そして時々役者(?)などの仕事を通して様々な作品に出逢い、
「文字」から「生きた言葉」へと作品を立上げていく中で「表現者」である「読み手の担う役割」を常に強く意識しながら、
「朗読」を続けています。

「朗読」の世界は、本当に奥が深く、味わい深い世界だと思います。

ひとつの「作品」を「読み手」として「聞いて下さる方」に届ける時
作者は、この作品をどんな思いで書いたのだろう・・・
この作品を通して 何を伝えたかったのだろう・・・
色々なことを考えながら 作品とじっくり向き合って、読み込んでいきます。

更に「朗読」は「文字」に魂を吹き込んで「生きた言葉」にする作業です。

「朗読」には読み手の「声」を通して、読み手の「人柄」「感性」「捉え方」「表現力」が否応なく表われます。
ひとつ間違えたら、作品を全く違うものにしてしまう「怖さ」もあります。
ですから「読み手」は、常に自分の「感性」や「表現力」を磨かなければなりません。

そうして「作品」が「読み手」の声を通して「聞いて下さる方」に、きちんと届いた時、
初めてその「朗読」は、成り立ったと言えるのだと思うのです。

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朗読は楽しい!!

こんな風に言うと、「朗読」がとても難しいものに聞こえてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
「朗読」は「読む」のも「聞く」のも楽しく素晴らしい世界です。

「朗読」は、「作品」と「読む人」と「聞く人」がいれば、いつでもどこでも誰にでもできます。
基本は「楽しむ」事です
その「作品」を、「読むこと」を、「聞く事」を、それぞれに「楽しむ事」だと思います。
それでいいのだと思います。
ですから いつでも どこでも 誰にでもできます。

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向田作品との出会い

私は近年、キーボード・ギター・マリンバ・チェロ・など、様々な楽器の演奏と コラボレートした朗読会「ライブリーディング」や、
NPO日本朗読文化協会 主催の朗読公演などを中心に、活動しています。

朗読作品も古典から現代小説・童話・民話・エッセイ・詩など様々ですが、
中でも私が強く魅かれるのは、向田邦子さんの作品です。

私が「向田作品」に出合ったのは、今から30年近く前・・・

「顔の幅だけ襖があいて、厚子が顔を出した」

小説「かわうそ」の一節でした。
このフレーズに出会った瞬間、このシーンが実にリアルな映像として 頭に浮かびました。
この人は、なんて「映像的」な文章を書くんだろう。
面白いなあ。他にどんな作品を書いているんだろう。
そんな風に興味を抱いて、「向田邦子の世界」の扉を開けたのでした。

そしてわかったこと・・・

・私が強く魅かれた「かわうそ」が直木賞を受賞した作品であったこと
・作家としてデビューする前は、テレビドラマの脚本を多く手掛けていて、それが「だいこんの花」や、
 「七人の孫」「寺内貫太郎一家」や「時間ですよ」など、いずれもオンタイムで観ていた大好きな番組であった事
・以前ご両親が仙台に住んでいらしたことがあり、仙台 に少なからずゆかりがあること
・そして 直木賞受賞の翌年 飛行機事故で 51歳で亡くなってしまった事・・・

それからというもの私は「向田邦子の世界」から離れられなくなってしまいました。
「向田邦子の世界」に魅せられてしまったのです。

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向田作品への思い

作家の沢木耕太郎氏「向田邦子は 記憶を読む職人であるかのようだ」と言っています。
作品の中の記憶のひとつひとつが、読む人の記憶に重なる。
そんなところが、多くの人が 向田作品に惹きつけられる 大きな理由かもしれません。

エッセイストの山本夏彦氏「向田邦子は突然あらわれて ほとんど名人である」
「一度読んでも 又読みたくなる。そして又読んだ時も 全く新しく読む気がする」と言っています。

平成23年で 没後30年になりますが、彼女の作品は 年月を感じさせない。
ついこの間書かれたような気がします。

いつの時代も 誰の心の中にもありそうな「想い」
そんな「想い」を「温かい目線」で、そして時に「鋭い目線」で描く。
そんなところにも 私は強く魅かれます。

残念ながら 彼女の新しい作品は もう発表されることはありません。
ならばせめて今ある向田作品を 1人でも多くの人に読み伝えていきたい。
私は そう思っています。そしてこれからも「向田邦子」を読んでいきたいと思います。

あなたもぜひご一緒に!!

私の朗読会の時に お越し頂いたお客様に いつも申し上げる言葉があります。

「是非 皆さんもご一緒に 朗読をしてみませんか?」

そう言って、朗読会のフィナーレは、お客さまと一緒に声を合わせて「詩」の一節などを読みます。
心がひとつになる瞬間です。朗読をやっていてよかったと思う瞬間です。

「朗読」は、いつでも どこでも 誰にでも 出来ます!!楽しんでやればいいのです。

是非一緒に 楽しみたいとお思いの方は ご連絡ください。お待ちしております!!

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これまでの朗読公演

これまでの朗読公演リストはこちらからご覧いただけます。

朗読会のお客様の感想

朗読会へお寄せ頂いたお客様の感想をこちらのページでご紹介いたします。

朗読作品ラインナップ

ジャンル
作者名
作品名
谷川 俊太郎
「生きる」
 
矢野 竜広
「そこに日常があった」より「当たり前のこと」
童話
倉本 聡
「ニングルの森」
 
安房 直子
「きつねの窓」
 
小野 和子
「ゆめのゆめのサーカス」
 
村岡 花子
「みみずの女王」「黄金の網」
エッセイ
大橋 鎭子
「すてきなあなたに」より 第一集~第五集
 
久世 光彦
「触れもせで」 ~向田邦子との20年~
 
向田 邦子
「霊長類ヒト科動物図鑑」「無名仮名人名簿」「父の詫び状」
「眠る盃」
小説
向田 邦子
「男どき女どき」「思い出トランプ」
 
瀬戸内 寂聴
「しだれ桜」
 
芥川 龍之介
「雛」
 
有吉 佐和子
「悪女について」
 
太宰 治
「破産」
 
志賀 直哉
「転生」
 
川端 康成
「雪隠成仏」
その他
フリードリヒ・ニーチェ
「超訳 ニーチェの言葉」
 
清水 義範
「永遠のジャック&ベティ」
 
住友信託銀行 編集
「60歳のラブレター」

朗読講座

現在担当している以下の朗読講座は、こちらから閲覧・ダウンロードいただけます(PDFファイル)。
★ステージ・アップ主催『朗読』『司会』『話し方』講座
★リビングカルチャー泉中央教室『大人のための朗読講座』(初心者クラス・経験者クラス)
★ステージ・アップ&ラジオ3共催 朗読講座『言葉を心の窓にして』

朗読講座

リビング仙台「大人のための朗読講座」の作品リストは、こちらからご覧いただけます。
● 発声や発音などの基礎を学びながら、作品を楽しむ「初心者クラス」
●「作品を聞き手に届ける」ことを意識して読み込んでいく「経験者クラス」
エッセイや童話・小説など様々な作品を題材に、登場人物の心の機微や情景などをイメージし
「言葉の持つ力」「声の持つ力」を実感しながら、作品を読みこんでいきます。

朗読番組

現在担当している以下の朗読番組は、こちらからご覧いただけます。
◆長野淳子の「言葉を心の窓にして」FMラジオ3(FM 76.2 Mhz)毎週月曜日 16:10~16:20
◆長野淳子の「すてきなあなたに」 FMラジオ3(FM 76.2 Mhz)毎週水曜日 16:00~16:20

朗読ボランティア

ステージ・アップでは、震災後、仮設住宅や病院などで、朗読ボランティアを行ってきましたが、
2014年の9月から毎月1回、泉区にある住宅型有料老人ホーム 「ギャラリー杜の音」に伺っています。

出演者は、リビング仙台主催の「大人のための朗読講座」の受講生で、「チーム杜の音」という名前で
毎回4~5名で伺い、作者や作品の紹介をはじめ、世間話などを織り込みながら
ひとつの作品をメンバーで読み分けたり、CDの音楽にのせて読んだりしています。
又会の最後に、矢野竜広さんの 「当たり前のこと」 という詩を参加者全員で声を合わせて読んでいます。

これまでの「朗読ボランティア」の作品リストは、こちらからご覧いただけます。

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