朗読ボランティア 「杜の音通信」 (H30年1月号)

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
1月は、以下の4作品を朗読しました。


① 川端 誠 : 落語絵本 「はつてんじん」
② 松谷 みよ子 : 著 「安珍と清姫の物語 道成寺」
③ 宮沢 賢治 : 作 「雪渡り」
④ 辻 邦生 : 作 「花のレクイエム」 より 「山茶花」


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① 川端 誠 : 落語絵本 「はつてんじん」   (朗読:蓬田 則子さん)


学問の神様、菅原道真公をまつる天満宮の縁日は、毎月25日。
新年になってから、天満宮にはじめてお参りに行くことを 「初天神」 といいます。


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おねだり上手の金坊を、渋々初天神に連れて行くことになったお父さん。縁日と言えば露店。
案の定、金坊は 「わたがし!たこやき!あんずあめ!」 と、おいしそうなものを見つけてはお父さんにねだります。
その度に 「あれは、どくだ!」 と言って、ごまかすお父さん。


買うの買わないのと、繰り広げられる父子の攻防。
もちろん最初は、お父さんの方が絶対優位ですが、あれよあれよという間に立場は逆転して・・・・・


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今回は、三浦さんに手伝っていただき、絵本も見て頂きながら
お父さんと子どもの楽しい掛け合いを、蓬田さんが江戸っ子になりきって、テンポよく読んでくれました。
最後のオチに、杜の音の皆さんも声をあげて笑ってくださいました。


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② 松谷 みよ子 : 著 「安珍と清姫の物語 道成寺」  (朗読:田中 憲子さん)


むかし、紀伊の国に清姫という美しい娘がいた。
清姫は、年若い山伏・安珍をひと目見て心を奪われた。


けれど、清姫の想いは安珍に届かない。
思いあまった清姫は、蛇になり寺の鐘に隠れた安珍を鐘ごと焼き殺す・・・。


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「安珍清姫物語」「娘道成寺」 として、能や歌舞伎などで広く知られている作品。


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今回は、田中さんが 「清姫の一途さ」 「安珍の戸惑い」 を、うまく表現してくれました。
杜の音の皆さんも、じっくり聞き入って下さいました。


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③ 宮沢 賢治 : 作 「雪渡り」   (朗読:三浦 由子さん)


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「堅雪かんこ、しみ雪しんこ」
雪がすっかり凍った夜、四郎とかん子が小さな雪沓をはいて、歌いながら歩いていくと、
森の中から子狐の紺三郎が出てきて、歌に入ってきます。


二人は、紺三郎と友達になり、狐小学校の幻燈会に招待されました。
月のきれいな晩、森の木の枝に白い敷布がかけられ、いよいよ幻燈会が始まります・・・。


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今回は岩手出身の三浦さんが、大好きな宮沢賢治の作品を、読んでくれました。
キツネの子と四郎とかん子の掛け合いが、とても愛らしく、杜の音の皆さんも、にっこりと微笑みながら聞き入っていました。


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④ 辻 邦生 : 作 「花のレクイエム」 より 「山茶花」 (朗読:宮崎 幾野さん)


憧れの年上の人が鋏で切ってくれた 「山茶花」(一月) 難民の少女が希望のしるしとした 「ライラック」(四月)
放浪癖のある兄が好きだった 「向日葵」(八月) 明治維新のとき自害した女の前で咲き乱れていた 「萩」(十月)・・・・・


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十二ヶ月の季節の花に導かれて生み出された、辻邦生さんの短い物語十二編。
そして、そのひとつひとつに添えられた山本容子さんの銅版画が美しく、「文学」 と 「絵」 が深く共鳴しあう作品です。


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今回は、宮崎さんが、今の季節に合わせて 「山茶花」 を情感豊かに朗読してくれました。
表紙には 「山茶花」 の写真が、きれいに装丁されていました。
杜の音の皆さんも、自身の 「淡い初恋」 を思い出しているかのような眼差しで、うっとりと聞き入って下さいました。


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読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。

当日の詳しい様子は、こちらをどうぞ!
http://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-301.php