朗読ボランティア 「杜の音通信」 (H30年6月号)

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
6月は、以下の5作品を朗読しました。


① 長谷川 義史 :作 「いいから いいから 2」
② 佐野 洋子 :作 「だってだってのおばあさん」
③ 熊井 明子 :作 「私の部屋のポプリ」 より
④ 光原 百合 :作 「星月夜の夢がたり」 より 「大岡裁き」
⑤ 矢野 竜広 :作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」


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① 長谷川 義史 :作 「いいから いいから 2」   (朗読:八幡 靖子さん)


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おじいちゃんと温泉旅行にいった 『ぼく』 は夜、布団に入ると胸が苦しくなった。
なまあたたかい風がふいて、ヒュー、ドロドロドロ


『おっ、おっ、おばけ!』  目をあけると枕元でおばけが笑っていた。


あわてておじいちゃんを起こすと、おじいちゃんはいつものように
『いいからいいから』 と言って、おばけをもてなしだして......


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世の中、良くないこともたくさんありますが......
『いいからいいから』 と言われると、なんだか心が楽になりますよね!


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今回は八幡さんが絵を見せながら、おじいさんの天然のひょうきんさを、うまく表現してくれました。
杜の音の皆さんも、クスクス笑いながら、楽しんで下さったようです。


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② 佐野 洋子 :作 「だってだってのおばあさん」  (朗読:田中 憲子さん)


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こちらは 「だってわたしはおばあさんだから」 が口ぐせのおばあさん。
一緒に暮らしている猫が、楽しい魚釣りに誘っても 「だってわたしは98だもの」 と言って行こうとしません。


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ところがおばあさんの99歳の誕生日。
ろうそくがたりなくて、おばあさんは5歳になりました。


「だってわたしは5才だもの」
どんな言葉を 「口癖」 にするかで、日常も変わる。やはり 「言葉の力」 は、大きいのです。


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今回は猫が大好きな田中さんが、猫とおばあさんの声を使い分けて、表情豊かに読んでくれました。
杜の音の皆さんも、「私たちも負けていられないわ!」 と、ニコニコ頷きながら聞いて下さいました。


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③ 熊井 明子 :作 「私の部屋のポプリ」 より   (朗読:三浦 由子さん)


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ポプリの研究家としても名高い熊井明子さんが、暮らしの中で感じるささやかな幸せや苦悩を柔らかく綴った名エッセイ。
エッセイといっても一編は一頁くらいの短いものなのでさくさく味わいながら読めます。


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たおやかで優しくて、日々を丁寧に自分らしく生きてゆくヒントの詰まったエッセイです。
夢見ることを忘れないで......と語りかける、著者の優しいまなざしに癒されます。


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今回は、三浦さんが3編を読んでくれました。
杜の音の皆さんも、目を細めながら聞き入って下さいました。


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④ 光原 百合 :作 「星月夜の夢がたり」 より 「大岡裁き」   (朗読:長野 淳子)


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名奉行 大岡越前守のもとに、難題が持ち込まれた。
赤子をめぐって、二人の女が、どちらも自分の子だと言い張って譲らない。


両方から腕を引かれた赤子が大声で泣き出したとき、一方の女が手を離してしまった。
それを見た越前守は、手を離した方がまことの親だと裁きを下した。
さて、その後・・・・・。


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「大岡裁き」 のスピンオフのようなこの作品は、先頃東京で開催された 「朗読の日」 の公演でよんだもので、
今回杜の音の皆様にお聞きいただきました。皆さんストーリーをしっかりと追いながら、聞いて下さったようでした。


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⑤ 矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」 (朗読:全員で)


「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えてしまうこと その一つ一つが 本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。


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「杜の音」 でも、いつも結びに全員で、音楽にのせて読みます。
「この詩のコピーを部屋の壁に貼っています」 という方もいて
「毎回この詩を朗読するのが楽しみです」 とおっしゃって下さいました。


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読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください。
http://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-306.php