朗読ボランティア 「杜の音」 通信 (H28年 2月号)

  
朗読メンバーブログ [posted:2016.02.19]

一昨年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
2月は、以下の4作品を朗読しました。


① 大橋 鎭子 作 「すてきなあなたに」 より
② 木村 淳子 作 「チョコレート・ノスタルジア」
③ 向田 邦子 作 「父の詫び状」 より 「父の詫び状」
④ 矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」


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① 大橋 鎭子 作 「すてきなあなたに」 より  (朗読:小笠原清子さん・長野淳子)


大橋鎭子さんは、生活情報誌 「暮らしの手帖」 の創刊者で、暮らしの手帖社の社主として長年活躍されてきた方です。


私が大橋さんのエッセイに出会ったのは、今から30年近く前のことで、
当時、初めて担当したラジオ番組の生放送で、オープニングの1分間のフリートークを考える時に、
季節の話題や日常の出来事への目のむけ方などを、この 「すてきなあなたに」 から、たくさん学ばせて頂きました。


大橋さんの、物事に対する優しく温かい眼差しが、私は大好きでこれまで、朗読会などでもその作品を読ませて頂きました。
現在も、毎週水曜日にラジオ3で放送している私の番組でも、大橋さんの 「すてきなあなたに」 を朗読しています。


今回は、昨年のステージ・アップの朗読会 「ライブリーディング ブーケvol.3」 で朗読した中から4編を、
杜の音初参加の小笠原清子さんと私長野で、音楽にのせて朗読しました。 (小笠原さんの感想はこちら)

杜の音 2月 小笠原さん2.jpg 杜の音 2月 小笠原さん1.jpg


★通りすがりに目にした、子供たちの情景を描いた 「こどもの遊び場」
★人と人とのおつきあいの中で大切な 「さわやかなほめ方」
★おもてなしの心がこもった 「ひとりずつのお盆」
★人と人との間の潤滑油になる 「ごあいさつ」


いずれも、日々の生活の中でのひとコマを、優しい目線で描いたエッセイです。
残念なことに大橋さんは、2013年3月に93歳でお亡くなりになりましたが、
これからも折に触れて大橋さんの作品を紹介していきたいと思っています。


そして4月から、大橋鎭子さんの生涯をモチーフにしたドラマ 「とと姉ちゃん」 が、
NHK の連続テレビ小説でスタートします。今から楽しみです!

② 木村淳子 作 「チョコレート・ノスタルジア」 (朗読:木村淳子さん)


今回伺ったのが2月16日で、バレンタインデーのすぐ後ということもあり、この作品を選んだという木村さん。
この作品は、木村さん自身の 「チョコレートの思い出」 を綴ったエッセイで、
小さい頃食べた 「チョコレートの美味しさ」 が伝わってくる作品でした。


杜の音 2月 木村さん1.jpg 杜の音 2月 木村さん2.jpg


読み手の木村さんと、聞いて下さる皆さんの年代が近いこともあり、
それぞれに幼い頃を思い出しながら聞いて下さったようでした。


③ 向田 邦子 作  「父の詫び状」 より 「父の詫び状」 (朗読:長野淳子)


向田邦子さんのお父さんは、気が短く、気難しい人で、
家族はみな細心の注意を払って、お父さんの機嫌を損ねないように気を遣っていたそうです。
この作品は、そんなお父さんへの思いを綴ったエッセイです。


「怒る種がないじゃないか」 と言って怒ったという向田さんのお父さん。
でも本当は子供たちの事が 「可愛くて可愛くて」 だったと思います。


こういうお父さんと、こういう家庭で育った向田さんだったから
ちょっと古風で、意地っ張りの 「日本男児」 に対して目線がとても温かいんですね。
このエッセイは、お父さんの転勤で仙台に住んでいた頃の話もあり、みなさん興味深く聞いて下さいました。


読み終わった後
「亡くなった父のことを思い出して、涙があふれてきました」
「向田さんの作品は、いつ聞いてもジーンとしますね」

という感想を頂きました。

④ 矢野 竜広 作  「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」 (朗読:全員で)


「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えるひとつひとつのことは、本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。


「杜の音」 でも、いつも結びに全員で、音楽にのせて読みます。
「この詩のコピーを部屋の壁に貼っています」 という方もいて、
「毎回この詩を朗読するのが楽しみです」 とおっしゃって下さいました。

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毎回、作品選びに始まって、登場人物の配役やBGMなど、
「読む人」 も 「聞く人」 もお互いに楽しめるように、工夫していますが
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


杜の音 2月.jpg 杜の音 2月 長野.jpg

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