朗読ボランティア 「杜の音通信」 (H31年2月号)

  
長野淳子 [posted:2019.02.20]

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
2月は、以下の3作品を朗読しました。


① おざわ としお :再和 「日本昔ばなし」 より 「仙人のおしえ」
② 安房 直子 :作 「初雪のふる日」
③ 角田 光代 :作 「彼女のこんだて帖」 より 「豚柳川できみに会う」


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① おざわ としお :再和 「日本昔ばなし」 より 「仙人のおしえ」  (朗読:堀 多佳子さん)


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「むかし、あるところに、ひとりのわかものが、目の見えない母親とくらしていました。」


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言葉がすーっと入ってきます。
この絵本は、昔話研究の第一人者の小澤俊夫さんが再話した、後世に語り継がれる上質な日本昔ばなしです。


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親孝行の若者は、ある晩、夢のお告げをうけて
母親の目が見えるように、山に住んでいる仙人にお願いするため旅に出ます。


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途中で、病いの癒えない娘をもった長者、3年実のならないみかんの木を育てるお百姓、
何年修行しても龍になれない蛇と出会い、それぞれから答えを仙人に聞いてきてほしいと頼まれます。


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息子は険しくつらい旅路の果てに、ついに仙人と巡り合いますが、
聞きたい願い事は、自分のも含めて4つもあるのに、仙人は、3つしか願いを聞いてくれないというのです。


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さて、心優しい若者はどうしたのでしょう。
そして、願い事に対する仙人の答えはどんな答えだったのでしょうか。


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美しい日本語で語られる本物の昔ばなしを、今回は堀さんが、情景が目に浮かぶように読んでくれました。
杜の音の皆さんも、昔ばなしの世界を楽しんでくれたようです。


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② 安房 直子 :作 「初雪のふる日」   (朗読:田中 憲子さん)


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「片足、両足、とんとんとん」


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秋の終わりに、石けりをしていた女の子。


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続けているうちに、しろうさぎが石けりをしている輪の中に入ってしまいます。


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しろうさぎは、雪を降らせる 「雪うさぎ」 なのです。
雪うさぎの輪の中から出なければ、女の子は一緒に連れ去られてしまうのです。


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女の子は、無事に戻ってこられるのでしょうか?


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安房直子さんの 「冬の童話」 を、田中さんがイメージを大切に読んでくれました。
杜の音の皆さんも、安房さんの 「不思議な世界」 を楽しんで下さったようでした。


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③ 角田 光代 :作 「彼女のこんだて帖」 より 「豚柳川できみに会う」   (朗読:長野 淳子)


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これまで一度も料理をしたことがなかった男性が、亡くなった奥さんの料理がどうしても食べたくて、
料理教室に通いだすところから、物語は始まります。


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舌にも胃袋にも美味しい料理は、幸せを生み、人をつなぐ。
巻末のレシピも、エピソードに出て来る料理のレシピなので、料理のイメージも楽しめます。


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今やコンビニやスーパーで、簡単に済ませられる食事ですが、
料理を作ることがどれだけ大事か、そこには大切な人への想いがあるということを、改めて考えさせられます。
読んでいてなんだかじわっと込み上げてくるものがあり、杜の音の皆さんにも伝わったようでした。


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「朗読ボランティア」 がある日にデイサービスの日を変更する方もいる・・・今回、担当の方から嬉しいお声を頂きました。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


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