「先生に導かれ、そして金の髪に引き込まれ」(武田博子)

  
朗読メンバーブログ [posted:2020.01.05]

12月8日㈰に、ホテルメトロポリタン仙台で行われた、ステージ・アップ主催の朗読会
ライブリーディング vol.8「ブーケ」


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当日は、お天気にも恵まれ、今年もロビーには長蛇の列。本当にたくさんのお客様にお越し頂きました。


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私は、一昨年同様、トップバッター で 、
ナポレオンの出身地 として知られる、コルシカ島に伝わる昔話 より、「金の髪」 を読ませて頂きました。


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昔、あるところに、ひとりの若い百姓娘がおりました。

この娘の髪の毛は、腰まで届く見事な金髪で、そのために娘は 「金の髪」 と呼ばれていました。


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美しい髪の百姓娘、娘と深く愛し合う貧しい若者、金と権力にものをいわせて娘をわがものにしようとたくらむ領主。
古典的な状況設定に始まるストーリーは、意表をつく展開を見せて、そのまま息詰まるクライマックスへと突き進みます。


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長野先生のレッスンを受けた日々は、それはそれは充実したものでした。
一生懸命努力したことは必ず結果になって返ってくると信じ、毎日練習に励みました。
年々、先生のレッスンが厳しくなっていることを、肌で感じますが、それでも続けたいと思うのは、「朗読が好き」 だからです。


レッスンを通して、作品への解釈の仕方が沢山あるというヒントを先生から頂き、読み込めば読み込むほど、
作品の中にどっぷり浸かっていきます。作品への思いが深まり、どんどん物語に引き込まれて行きます。


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思えば初めてこの作品を先生に見てもらったとき、先生の言葉でいちばん嬉しかったのは
「墓場のシーンのセリフ、『雲は別れ雲は去り月の光は ~』 のところは、シェークスピア劇の台詞のように朗々と表現して!」
稽古を付けてくださったことです。何だか心がとても高揚したのを覚えています。


「いつかは舞台でシェークスピア作品のような台詞を言ってみたい!」 と夢見ていたので、たいへん嬉しかったのです。
これは思いっきり演じていいんだ!と思い、自分の感情を解き放って語りました。
ドラマチックな作品に出合い、非日常を演じる喜びを感じながら語ることが出来ました。


また、馬のひずめの音 「パタタ パタタ パタタ」「パララ パララ パララ」 が気に入り、
臨場感をどう出すか ぎりぎりまで先生のレッスンを受け、本番当日に臨みました。
実際 語っている最中は、楽しくて楽しくてワクワクして語っていました。


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作品を声に出して読んで、自分自身が感じたその思いをお客様にも伝えることが出来たら、
更に共感して頂けたなら嬉しい限りです。


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公演後、知人から連絡があり、嬉しいことをお話くださいました。
彼女は友人と2人で来てくれたのですが、会場で他の友人にバッタリ会い聞いたところ、リビング仙台でペアチケットが当選した とのこと。

そのうちの1人が朗読会の最後に皆で読んだ 「当たり前のこと」 にたいへん感動して書店で本を探したそうですが、
残念ながら絶版になっていたとか。
「でもきっと矢野さんの中でもいちばんいい作品だから、この紙があるからいいわね!」 と言っていたとか。


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「朗読会が終わった後 みな、すぐに家に帰ろうとは思わなかったのよ」 と彼女が言うので、どうしてですか?とお伺いしたところ
「あんな幸せな気持ちにさせてもらって。だから4人で一緒にホテルの一階でコーヒーとケーキを食べて
また皆で感動を分かち合ったり 確かめたり幸せなひとときを一緒に過ごせて良かったわねえと満足感一杯でしたよ」
とのことでした。


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あらためて、今回も楽しみに足をお運びいただきましたお客様に、心から感謝致します。本当に、ありがとうございました。


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そして私の思いを理解し、個性を引き出して下さる先生に、感謝致します。
また、当日お世話頂きましたスタッフの皆様、ありがとうございました。


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