朗読ボランティア 「杜の音通信」 (6月号)

昨年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
6月は、「きつねの窓」「みそ買い橋」 そして 「身体髪膚」 を読みました。


① 安房直子 作 「きつねの窓」

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山小屋で暮らす猟師と子ぎつねの物語。
子ぎつねが化けた染め物屋の主人に、指先をキキョウの青で染めてもらい、その指で窓の形を作ってみると
窓の中には、もう2度と会えない人や懐かしい風景が見える・・・という話で、安房直子さんの代表作です。
今回は、猟師・子ぎつね・地の文と、3人で読み分けました。


杜の音 6月 3.jpg

② 岐阜県の民話 「みそ買い橋」

この作品は、岐阜県に伝わる 「民話」 で、セリフが関西弁で書かれているので、
関西出身の八幡さんに一人読みをしてもらいました。
「お国訛り」 には温かい響きがあって、聴いていると何だか胸が熱くなりました。

杜の音 6月 2.jpg

③ 向田邦子 作 「父の詫び状」 より 「身体髪膚」

「身体髪膚 之ヲ父母ニ受ク 敢テ毀傷セザルハ 孝ノ始メナリ」

これは、「私たちの体は、髪の毛から皮膚に至るまで、すべてが父母から貰ったものである。
自分の身体を大事にすることが、親孝行の第一歩である」 という意味で、
体に残る小さな傷を通しての、向田さんの家族への思いが温かい眼差しで描かれた作品です。


読み終わった後、1人の女性の方が 「小さい頃の家族のことを思い出しちゃった」 といって
涙ぐんでいたのが印象的でした。
体に残る 「小さな傷」 は、当時のことを思い出す 「スイッチ」 のような気がします。


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毎回、作品選びに始まって、登場人物の配役やBGMなど、
「読む人」 も 「聞く人」 もお互いに楽しめるように、工夫していますが
読んでいる間の皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。

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