『お茶会に参加しました』 (めぐみ)

  
朗読メンバーブログ [posted:2013.06.03]

こんにちは めぐみです。
5月26日 ステージ・アップのメンバー4人で、お茶会に伺いました。
このお茶会は、ステージ・アップの朗読メンバー早坂ふく子さんが亭主を務められ、
仙台市青葉区の高等裁判所にほど近い 「緑水庵」 という茶室で催されました。


お茶席入口.jpg

「緑水庵」 は樹々に囲まれ、季節の草花が咲き、鳥がさえずる日本庭園がすばらしく
一歩足を踏入れると街中にいる事を忘れる程静かでゆったりとした時が流れていました。
この雰囲気に包まれただけで、日常を忘れ心が癒されていくのがわかります。


特にこの季節は、生命力に溢れた樹々の緑がキラキラと輝き、
深く息を吸い込むと、そのエネルギーが身体の隅々までいきわたるようです。


早坂さんはお茶の師範で 「早坂 宗久」 というお名前でご活躍されておいでで、
茶道の心得のほとんどない私達も快く受け入れ、丁寧におもてなしくださいました。


茶室を飾る花や掛け軸・お道具やお菓子にいたるまで、季節に合わせた気遣いがあり、
亭主の早坂先生が、それにちなんだお話をしてくださいました。


お茶席お道具.jpg


中でも茶器についてのお話・・・


『茶器に今の季節に咲く花が描かれていますが、皆さん何の花かわかりますか?
菖蒲(あやめ)なのか杜若(かきつばた)なのか、私には見分けがつきません。

菖蒲(あやめ)も杜若(かきつばた)もよく似た美しい花で、
区別するのが困難なことから、昔から美しい女性を表す時に
~いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)~という表現が使われたようです。(中略)

本日お越しいただいた皆様はまさしく~いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)~
どうぞ楽しいひとときをお過ごしください』
・・・という内容でした。


なんて素敵な 「言葉」 のもてなしでしょう!
茶器の説明を聞いているつもりが 「美人」 とお褒めいただいたようで
すっかり気分よくなってしまいました。(笑)


そして、何気なく早坂さんのお着物を見たら、なんと 「菖蒲の帯」 だったのです。


あやめの帯.jpg

また 「作法を知らなくても、楽しむ気持ちが大切」 と言っていただき、
どう振る舞っていいのかと緊張していた私も、早坂先生のもてなしに身をまかせました。


お茶をいただいた後には、彩葉会・神保歌寿葉社中の皆様によるお琴の演奏もあり、
本当にゆったりと心癒されるひとときを、過ごさせていただきました。


そしてお茶会の後、ご一緒して頂いたステージ・アップの長野代表から 「お土産にどうぞ」と
頂き物をしました。(長野代表はことあるごとに素敵なプレゼントを用意してくださいます。)


開けてみますと・・・中には菖蒲(あやめ)の花が描かれた一筆箋が入っていました!
これは長野代表が事前に用意してくださったもの。
「菖蒲(あやめ)」 繋がりの素敵な偶然に、ますます幸せな気持ちになりました。


「いずれ あやめか かきつばた」 ほんとうに素敵な一日でした。


あやめの一筆箋.JPG お茶席東屋2.jpg