朗読ボランティア「杜の音」通信　（H28年 3月号）：フリーアナウンサー長野淳子

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朗読ボランティア「杜の音」通信　（H28年 3月号）

朗読メンバーブログ　[posted：2016.03.20]

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
3月は、以下の４作品を朗読しました。

① 倉本　聰作「昭和からの遺言」より「雷おやじの哀歌」
② 群　ようこ作「トラブル・クッキング」より「御飯無情」
③ 向田邦子作　「父の詫び状」より「海苔巻の端っこ」
④ 矢野竜広作　「そこに日常があった。」より「当たり前のこと」

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① 倉本　聰作「昭和からの遺言」より「雷おやじの哀歌」　（朗読：八幡靖子さん）

北海道、富良野での「演劇活動」や、ドラマ「北の国から」などの様々な作品を通して、
自然環境の破壊や社会秩序の乱れについて警鐘を鳴らし続けている倉本聰さんの最新エッセイ。

貧しくとも光と幸せに満ちていた昭和の時代を、80歳を迎えた倉本さんが、自らの体験と独特の切り口でふりかえる作品。
「日本人は今後どのように生きていくべきか」 を考える上での指針となる一冊です。

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今回は、倉本聰さんが大好きという八幡さんが、味わい深く読んでくれました。

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② 群　ようこ作「トラブル・クッキング」より「御飯無情」（朗読：ASAMIさん）

レシピ通りに作ったのに、どうしてこうなるの？
料理下手を返上しようと一念発起した作者が、料理に挑むがトラブルの連続！
失敗談ではあっても、思わず作ってみたくなる料理も登場する、食欲と「調理本能」を刺激する作品です。

杜の音　3月分②.jpg

今回は、思わず笑ってしまう、傑作クッキング・エッセイに、ASAMIさんが挑戦してくれました。

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③ 向田邦子作　「父の詫び状」より「海苔巻の端っこ」　（朗読：長野淳子）

父よ、あなたは偉かった。
頂き物はなんでも「お父さんが召し上がってから」が決まり。

遠足の朝、新聞のかげから手を伸ばして、大好きな「海苔巻の端っこ」をつまんでいた父。
この作品は、そんなお父さんへの思いを綴ったエッセイです。私の大好きな作品です。

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④ 矢野竜広作　「そこに日常があった。」より「当たり前のこと」 （朗読：全員で）

「太陽がのぼること」で始まるこの詩は、
「当たり前に思えてしまうこと　その一つ一つが　本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。

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杜の音　3月分①.jpg

毎回、作品選びに始まって、登場人物の配役やBGMなど、
「読む人」も「聞く人」もお互いに楽しめるように、工夫していますが
読んでいる間の皆さんからの「笑い声」や、読み終わった後の「拍手」
「楽しかった」の声が「朗読して良かった～」と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも「朗読ボランティア」を続けていきたいと思っています。

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