朗読会 「ブーケ」 出演者の声 ① 武田博子

令和元年 12月8日㈰ 14時から ホテルメトロポリタン仙台 3階 星雲 において
ステージ・アップ 主催の朗読会 「ライブリーディング vol,8 ブーケ 」 ~言葉をこころの窓にして~ を上演しました。


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ステージ・アップではこれまで、様々な楽器の演奏とのコラボレートや朗読劇などを行って参りましたが、
今回は、年齢も、職業も、ライフスタイルも様々なメンバーが、
一輪の花を 一本一本束ねて 「ブーケ」 にするように、様々な作品をお届けしました。


❤今日は 「出演者の声」 をお届けします。


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<第一部>


◆ コルシカの昔話より 「金の髪」  (武田博子)


私は、一昨年同様、トップバッター で 、
ナポレオンの出身地 として知られる、コルシカ島に伝わる昔話 より、「金の髪」 を読ませて頂きました。


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昔、あるところに、ひとりの若い百姓娘がおりました。

この娘の髪の毛は、腰まで届く見事な金髪で、そのために娘は 「金の髪」 と呼ばれていました。


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美しい髪の百姓娘、娘と深く愛し合う貧しい若者、金と権力にものをいわせて娘をわがものにしようとたくらむ領主。
古典的な状況設定に始まるストーリーは、意表をつく展開を見せて、そのまま息詰まるクライマックスへと突き進みます。


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思えば初めてこの作品を先生に見てもらったとき、先生の言葉でいちばん嬉しかったのは
「墓場のシーンのセリフ、『雲は別れ雲は去り月の光は ~』 のところは、シェークスピア劇の台詞のように朗々と表現して!」
稽古を付けてくださったことです。何だか心がとても高揚したのを覚えています。


「いつかは舞台でシェークスピア作品のような台詞を言ってみたい!」 と夢見ていたので、たいへん嬉しかったのです。
これは思いっきり演じていいんだ!と思い、自分の感情を解き放って語りました。
ドラマチックな作品に出合い、非日常を演じる喜びを感じながら語ることが出来ました。


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あらためて、今回も楽しみに足をお運びいただきましたお客様に、心から感謝致します。本当に、ありがとうございました。
そして私の思いを理解し、個性を引き出して下さる先生に、感謝致します。
また、当日お世話頂きましたスタッフの皆様、ありがとうございました。


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当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
「先生に導かれ、そして金の髪に引き込まれ」 https://www.stage-up.info/contents/cat9/post-124.html