「自分へのご褒美旅」

  
朗読メンバーブログ [posted:2013.05.18]

こんにちは!! 吉田睦美です!!


先日、東京の銀河劇場で、朗読劇 『その後のふたり』 を鑑賞してきました。
辻 仁成さんの小説を舞台化した作品で、キャストが日によって替わるというものでした。
私が鑑賞した日は、シンガーの米倉利紀さんと、元宝塚トップスターの朝海ひかるさんの共演です。


物語は、別れた恋人同士が三年後再会し、
過去と現在を、時には感情をぶつけ合いながら、言葉で綴るという内容で、
男女ふたりで紡ぐ言葉がどんな風に展開するのか、興味深いものがありました。


ワクワクしながら、客席に腰をおろした私でしたが
席についてまもなく、想定外の困った出来事がおこりました。
なんとまぶたが重くなり、目を開いていられない状況がおしよせてきたのです。


席は二列目で、出演者がよく見えるラッキーな席です。
うわ~どうしよう!楽しみにしていた舞台なのに・・・寝てしまったら洒落にならない!
出演者にも失礼になってしまう・・・と冷や汗さえ出てきました。


この旅は、だいぶ前から 『自分へのご褒美』 という事で計画し、
気合いで仕事をこなし、その日に備えていました。


待ちに待ったご褒美当日も4時起きをして、午前中は東京の街中を歩きまわり、映画を見て、
夕方この舞台を鑑賞すべく会場に辿りついたわけで、
まるで子どもが遠足を楽しみにしすぎて熱を出してしまう様な・・・そんな状況でしょうか?


そんな事を考えているうちに幕があがりました。
白い衣装に身を包んだ二人を、陽の光の様な照明が、美しく際立てています。


そして物語が始まります。


お互いに別れてからの人生を語るうちに、それぞれの恋愛の話しになると、
別れたはずの二人が、相手の恋愛に嫉妬し感情をあらわにしたり、
話すうちに相手への思いの深さを実感して行くのですが、


二人の恋愛には、どうにもならない現実が・・・
そして、以外な結末へと展開していくのです。


二人の軌跡が映像としてイメージが広がり、登場人物の世界に飛び込んだ様な気がしました。
なんとも大人の雰囲気で、お洒落な作品でした。


さて睡魔は?・・・といいますと・・・
勿論、物語に入り込みすぎて退散してくれた様です。


次の機会には気合いを入れすぎず、余裕のスケジュールでゆったりしよう!
そう自分に言い聞かせた 『ご褒美旅』 でした。


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