朗読はチーム競技!?  (齋藤 薫)

  
斉藤 薫 [posted:2013.04.27]

数年前から何度かステージ・アップのメンバーの皆さんと朗読のステージに上がらせて頂いていますが、
いつも思うことは、朗読はチームの競技だなあ~ということ。 
競技というとちょっと語弊があるかもしれませんが、詠み手ひとりでは成立しないもの。
それが、スポーツで言えば 『団体競技』のような感じだと思うのです。


ひとつの作品を数名で交互によんだり、また物語の朗読では配役があって、それぞれの役を演じて(詠んで)いったり。
私自身今までに一度も、たった一人でステージに上がったことがない、ということもあり、
一緒にステージに上がるメンバーや、朗読を聴きにいらしたお客様に、助けて頂いているという思いがあるので、
そう感じるのかもしれませんが・・・


前の詠み手から受け取ったバトンを、次の詠み手へ心を込めて渡す。 
(陸上競技のリレーで、次の走者の手の平にバトンを渡す様な・・・)
また、詠み手から聴き手に、ちゃんと伝わるように、ちゃんと受けとって頂けるように、言葉を紡ぐ。 
(新体操の団体競技で、ボールやリングを相手の受け取りやすい位置に投げる様な・・・)


私はそんな、自分以外の相手のことを想う、そのひとときを味わいたくて、
お声が掛かれば、きっとまた朗読のステージへと向かうのだと思うのです。


伝える思い・伝わる心.jpg


たくさんの皆様と、朗読のステージでお目にかかれることを楽しみにしております。