朗読ボランティア 「杜の音通信」 (H30年11月号)

  
長野淳子 [posted:2018.11.20]

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
11月は、以下の4作品を朗読しました。


① のぶみ :作 「ママがおばけになっちゃった!  ぼく、ママとけっこんする!」
② 藤 真知子 :作 「ねっこばあのおくりもの」
③ NHK出版 :編集 「夫から妻へ、妻から夫へ、そして家族へ。 60歳のラブレター 絆」
④ 木村 裕一 :作 「あらしのよるに」 より 「 (5)どしゃぶりのひに」


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① のぶみ :作 「ママがおばけになっちゃった! ぼく、ママとけっこんする!」   (朗読:蓬田 則子さん)


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3歳のかんたろうが 「ぼく、ママとけっこんする!」 と言いだし、ママとかんたろうは、おうちで結婚式を挙げました。


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それは大切な思い出となりましたが、ある日突然、ママは交通事故にあっておばけになってしまいます。


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悲しみを乗りこえて大人になったかんたろうは、恋人と出会い、ついに結婚式を迎えました。


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そこにママが残した、幸せのサプライズが・・・・


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「ちゃ~んと りっぱに やってるから あんしんしろよな!」
母と子の絆は、未来へとつながります。


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今回は、蓬田さんが、ママと息子の声をうまく読み分けて、楽しい作品にしてくれました。
杜の音の皆さんも、楽しそうに笑ったり、クスンとしたりしていました。


★蓬田さんの感想

杜の音、久しぶりに読ませていただいたのですが、とても楽しかったです。
初めて聴いてくださる方が多かったようですが、皆さん、頷いたり、時には涙を拭ったりしておられてこちらも感激しました。
また、良い作品を選んで参加させていただきたいです!


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② 藤 真知子 :作 「ねっこばあのおくりもの」  (朗読:田中 憲子さん)


森のホテルで真夜中にふと目をさましたリネは 「ねっこばあ」 と出会い、夜の森の不思議なパーティーへ・・・。
過去、現在、そして未来へ...うけつがれていく生命の奇跡を描いた絵本。


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両親と森のホテルにやってきた女の子、リネ
新鮮な空気、緑濃い木々に囲まれたすてきな場所です。


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ふつうなら、とっても気持ちがいいはずなのに、リネは、胸がざわざわして、落ち着きません。

「どうしてかしら? なにかしら?」


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その晩、真夜中にふと目をさましたリネは 「ねっこばあ」 と出会います。


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亡くなったリネのおばあさんのように優しい目をした ねっこばあ に誘われて、
ホテルをそっとぬけだしたリネを待っていたのは、夜の森の不思議なパーティー。


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ねっこばあ に導かれて、リネが気づく生命の奇跡。
それは、この世界すべてを愛しく輝かせてくれるでしょう。


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今回は田中さんが、リネの純真な想いを、さわやかに演じてくれました。
杜の音の皆さんも、温かい眼差しで聞き入ってくれました。


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③ NHK出版 :編集 「夫から妻へ、妻から夫へ、そして家族へ。 60歳のラブレター 絆」   (朗読:村山 和子さん)


毎年11月22日 (いい夫婦の日) に募集が開始される、住友信託銀行企画の 「60歳のラブレター」
2000年に始まりこれまでに、10万5千通以上もの応募ハガキが寄せられています。


家族の絆と愛が心に迫る、短いラブレターの数々!!
本書には、第11回応募分5,444通から、160編が収載されています。


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未曾有の震災に見舞われた日本では、今誰もが家族の絆の大切さを深く感じています。
この本は、伴侶へ贈る夫婦の短いラブレターに加え、今こそ読みたい、家族に寄せる思いの数々が加わりました。
父へ、母へ、子供へ、肉親へ......真心で綴られた、愛、思いやり、感謝、思い出の数々に思わず涙がこみ上げます!!


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今回は村山さんが、家族へのそれぞれの思いを情感豊かに語ってくれました。
杜の音の皆さんも、涙を浮かべながらしみじみと聞き入って下さいました。


★村山さんの感想

作品を聴いて下さる方々の年齢が重なるので、楽しい作品の方が良かったか等思いましたが、
先生のお母様と同じ年齢だといわれた方が 「聴いていて涙がこぼれました」 と手を握ってくださり、
現在の御自分の趣味などを話して下さいました。
杜の音の皆さん名残惜しそうな感じでした。きっと楽しいひとときなのでしょうね。
やっぱり私も朗読は辞められないようです。ありがとう御座いました。


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④ 木村 裕一 :作 「あらしのよるに」 より 「⑸どしゃぶりのひに」   (朗読:野呂 光江さん)


1994年の発売以来、多くの賞を受賞し、舞台化、イタリア語版の発行、ビデオ紙芝居の発売、
さらには小学校の国語の教科書に採用されるなど、多くの反響を呼んでいる 「あらしのよるに」 シリーズの 第5段
今回は、「食うもの」「食われるもの」 の秘密の友情が、大きな岐路に立たされます。


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あらしのよるに、お互いが誰かもわからぬまま意気投合した、ヤギのメイとオオカミのガブ
「ひみつのともだち」 になった2匹の関係に、秘密ではなくなるときがやってきた。


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とても気の合う友達に出会ったので、仲間に、その友だちの話をした。
ところが、仲間は、その友だちの悪い噂を教えてくれた。さあ、どっちを信じたらいい。


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責め立てる仲間たち。そして、仲間にもどるために、相手の動きを探るべくガブメイはもう一度谷川で会う約束をする。


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「ここまできたら、いくところまでいってみますか。」  はたして2匹の運命は・・・・


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このシリーズを、1作目から続けて朗読している野呂さん。
今回も、「ガブ」「メイ」 の声をうまく使い分けて、臨場感たっぷりに読んでくれました。
杜の音の皆さんも、ハラハラ・ドキドキ 手に汗握りながら楽しんで下さったようです。


★野呂さんの感想

『あらしのよるに』 シリーズ、5作目の今回は 『どしゃぶりのひに』
タイトルに合わせて、できれば台風の季節(8~9月位)に伺えたらと考えていたのですが、都合がつかず11月の訪問となりました。
でも初雪の前にこの作品が読めて良かったです(次回は 『ふぶきのあした』 なので)


シリーズ5回目ともなると、前回まで来て頂いていた方と、初めての方との お顔の区別がはっきりとしてくるので、
「今日は、初めての方が殆どだな」 と、お迎えの際にすぐに分かりました。


さあ、こうなると難しいのが 『途中の章から聴いても、ちゃんと理解して、喜んで頂けるか』 です。
私にも、だいぶ 『慣れ』 が出てきた頃なので、今まで以上に、物語の背景・状況、登場人物の台詞に緩急が必要と思いました。
又、導入部分のこれまでの あらすじ説明も、すんなりと頭に入れて頂ける様、いつもより砕けた表現にしました。
その甲斐あってか、今回は今までで一番の手応えを感じることができた様に思います。


とても嬉しかったのは、
★「ヤギが、丘の上のヨモギを踏み倒しながら歩き、1本の線が描かれた様になる」 というところを読んだ時に、
 指をスーっと宙に描いて想像して下さっている方がいらしたこと。
★また、朗読中ほぼ全員の方と目が合ったこと。(つまり、耳と一緒に顔もしっかりと向けて頂いていたこと)
★更に、お帰りの際に沢山の方に 「次回の作品を聴くのが今から楽しみだ」 と、言って頂けたことです。


中でも強く心に残ったのは
「本当に 『生きた言葉』 でしたね。文章はただ読むのじゃ伝わらないわね」 という、ある女性の方からの感想。
それを聞いた時、普段私は人の為に、聴いてもらいたくて朗読に取り組んでいますが、
「聴いて頂く」 だけではなく、是非この様な感想を持たれた方に、「朗読する」 体験もして頂きたいなと思いました。


毎回真剣に耳を傾け、温かい反応を示して下さる杜の音の皆様に、親しみ易い作品を用意し、
長野先生の分かりやすいレクチャーと共に一緒に声を出して文章を読んでみる、ということに
時間をいっぱい使っても面白いかな?と、ふと頭に浮かんだ今回のボランティアでした。


これから寒い冬を迎えますが、次回作 「ふぶきのあした」 を、春が来る前にまた読みに行きたいと思います。
次回はちょっぴり切なく、ほんわり感動 (そしてハラハラも) の内容です。どうぞお楽しみに。


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毎回、作品選びに始まって、登場人物の配役やBGMなど、「読む人」 も 「聞く人」 もお互いに楽しめるように、工夫していますが
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


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