『エイプリルフール記事』 後日談

4月1日付の新聞に掲載された 
「エスカレーターどう乗る? 左立ち○ 右立ち× 全国初 仙台市、条例制定へ」 という
『エイプリルフール記事』 について、翌日、謝罪文が掲載された。


「エープリルフール記事へのご指摘について」 (仙台総局長 坪井ゆづる)
 
エープリルフールの1日に掲載した宮城版 「エスカレーターどう乗る?」 の記事に対し、
同日、20件ほどの電話やFAXを仙台総局にいただきました。
「うそなら、初めにうそと書くべきだ」 という意見や 「笑えない」 といった批判が
多数を占めました。
年に1度のエープリルフールに、「うそ記事」 で、ほんのり笑っていただく趣旨でしたが、
一部の読者からは厳しい評価をいただきました。なかでも 「左手が不自由で、左側には
立ちづらい人への配慮に欠ける」 というご指摘は重く受け止めます。
(原文のまま)


「批判の電話やFAX」 が20件ほどというのも、何とも微妙な数字だが、仙台総局長の名で
謝罪文が掲載されるということは、やはりそれなりの物議を醸したということだろう。


その後、今年の 「エイプリルフール」 のネタをネットで見ていたら、
関連記事の中に、次のようなものを見つけた。


「だます側には流儀が、だまされる側には品格が問われるのも、エイプリルフールである」


【だます側の流儀】
 ● 罪がないウソ、人を傷つけないウソであること
 ● なにがしかのユーモアやウィット、批評精神があること
 ● だまされた人が思わず楽しくなる、温もりを感じさせるモノであること
 ● 決してやりすぎないこと  

【だまされる側の品格】
 ● だまされても決して目くじらを立てないこと
 ● だまされたらウィットに富んだ切り返すくらいのセンスをもつこと
 ● だまされたことを愉しむ度量をもつこと
  
これは、エイプリルフールにかぎらず、ユーモアやジョークに対してもいえることかも知れない。


実は、数年前のエイプリルフールに、私も 「うそメール」 を友人に送ったことがある。

タイトル: 「私、この度縁あって、嫁ぐことになりました!!」

数か月前、母を連れて、日本海の夕日がきれいな宿に行った時のこと。
お風呂上り、あまりにきれいな夕日に
「こんなきれいな夕日を毎日見ることが出来たら、幸せね~」 といったところ
たまたまそばを通りかかった大女将に
「それなら、うちの息子のお嫁さんになって下さい。そうすれば毎日この夕日が見られますよ!」
と言われ、その後話がトントンと進み、只今女将の修行中です。

「祝言記念」 として、先着10名様に以下のプレゼントを進呈致します。奮ってご応募下さいませ。 


☆海側のお部屋 確約
☆混浴風呂 1時間無料清掃券付き 
☆かにの 「茹で放題」 プレゼント    


すると、楽しい返事が次々と届いた。

● 韓流スターとお忍びで行きたいから、部屋を取って欲しい。
● 来年の4月1日に500名の予約を入れたい。
● 祝電を打ちたいので、宿の住所とお相手の名前を教えてほしい。
● 披露宴の司会、承ります。
● 混浴風呂は1時間を過ぎたら、有料になるのか?
● 蟹が苦手なので、海老に変えてもらいたい。
● 是非、仲居として雇ってほしい!!


中に一人だけ 「そんなに遠くに行っちゃうんですか?」 とべそをかきながら電話をくれた後輩がいて、
「今日は4月1日だよ!」 と種明かしをしたら
「やだ~わかってますよ~」 と、逆に仇を取られてしまった。


今年も様々な 「うそ」 が飛び交ったエイプリルフールだったが、歌の文句ではないが
やはり 「笑って許して」 もらえなければ、それは成功したとは言えないのだろう。


最後に、今回の 「うそ記事騒動」 に関して、友人が言ったひと言を紹介します。

「本間かな」 「有江奈衣」 という筆者の名前は けっこう面白かったので
どうせなら、仙台総局長の名前も 「住間 泉」 とか 「綾毬 升」 とか 「御免名 犀」 など
ちょっとひねりが効いていたら、面白かったのにね・・・


以上、『エープリルフール記事』 後日談でした。  (めでたしめでたし)


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